「子供たちの兄弟仲が悪くて、このままだとトラブルになりそう」
「法定相続とは違う形で、財産を譲りたい」
「事業継承も絡むので、慎重に相続したい」
「親が自分が望むような形で相続させてくれるのか?」
「兄弟が親の財産を独り占めするんじゃないか?」
相続は相続する側、される側ともに大きな心配がつきまといます。
「うちの家族に限って、相続でもめるなんてありえない」
「たいした財産もないのに遺言なんて・・・」
とお考えになるかもしれません。しかし、そう考えていた人ほど、実際に相続トラブルで相談に来ることが多いのです。実際に相続が発生し、財産が絡んでくると、兄弟が豹変したり、知らない人が名乗り出てきたりもします。
また、相続の問題は非常に根が深く、法律だけでは解決できない感情の問題が多く含まれています。一度こじれてしまうと収拾がつかなくなってしまいます。
そうならないためには、遺言書を作成しておくことが、殆ど唯一の方法と言えます。「遺言書」があれば、時間がかかる場合もありますが、概ね有利に展開します。遺言書がないまま相続になれば、相続する場合でも、される場合でも、なかなか思い通りにはなりません。
「そうか、遺言書を書いておこう」とか、「よし、親に遺言書を書いてもらおう」とお考えになっても、遺言の作成には厳格な要式が求められ、法的に有効な遺言を作成するのは1人ではかなり困難です。書いてもらう場合には、どのようにして話を持って行けば良いのか、という問題があります。まずは一度、法律の専門家である弁護士にご相談の上、公正証書遺言の作成をご検討されることをお勧めいたします。
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